第16回 神戸たねまき寺子屋 振り返り

皆さん、こんばんは!
メリークリスマス🎁
今回は「パワー」をテーマに橋本先生よりお話しいただきました。
心からチカラ発揮されるときはどんな時でしょうか。それを体現された偉人が「西郷隆盛」さんです。
西郷さんは薩摩藩(現在の鹿児島県)の下級武士の家に四男三女の長男として生まれ、食べるものもままならない中、勉学に励む少年でした。
近所のまとめ役で、同じ地域の後輩として大久保利通さん(日本の初代内務卿)と共に過ごしました。
17歳の時に役人となったものの、役人が農民から搾取する姿をみて、藩主である島津斉彬に、いかに優れた政策であっても作る人間がこれではダメといった内容の手紙を送りました。それを見た島津斉彬は西郷さんを気に入り、側近にしました。
そして、西郷さんは各藩との連絡役として頭角を表していきました。
そんな中、大恩のある島津斉彬が死去し、西郷さんはとても落ち込みました。その時の世を治めていた徳川幕府はダメだと思っていた、島津斉彬と西郷隆盛でしたが、島津斉彬亡き後、追われてしまい、さらに新しい藩主と気が合わず、2度の島流しにあってしまいます。

それを救ったのが後輩の大久保利通です。今後、日本を良くしていくには西郷さんのチカラが必要ということで薩摩藩に戻り、徳川幕府を倒す(倒幕)総大将として、戦を行いました。しかし、江戸で戦をすると100万人の町民に被害が及ぶことを懸念した西郷さんは徳川側の使者、勝海舟と話し合いを行い、徳川家を残すという条件のもと、江戸城で血を流すことなく、城が明け渡されました。
そして新しい明治政府となり、様々な政策がおこなわれました。進めていくうちに、西郷隆盛と大久保利通間に考えの違いが生まれ、西郷さんは鹿児島に帰ってしまいます。
その後、新政府に不満を募らせている元武士を中心とした15,000人もの人たちに担ぎ上げられ、新政府を相手取って戦を仕掛けます。(西南戦争)
西郷さんはその戦争で銃に撃たれた後、自決し49年の生涯に幕を閉じます。
いつの時も誰かのため、日本の未来のために活躍した西郷さん。家のことや地位、名誉にまったく頓着がありませんでした。
明治維新は時代を変えた沢山の英雄がいる時代です。今の世にも名を残すような人は間違いなく、日本の未来のために自分のもっているパワー以上のチカラを発揮しています。
これから皆さんが何かを為していくために、まずは誰かのために行動をしていっていただきたいと思います。

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