第19回 神戸たねまき寺子屋 振り返り

皆さま、こんにちは!

今回は杉本先生が、昨年亡くなられた稲森和夫さんを偉人として紹介しました。

稲盛さんは京セラという世界的企業の創業者で、それだけでも凄い経営者です。
しかし日本の通信料を下げるために通信業界に打って出てKDDIを設立し、携帯3社の一角を担うまでになりました。
そして78歳、とっくに悠々自適の余生を送っても良い年なのに、経営破綻したJALの会長に無報酬で就任し、わずか3年で東証一部に再上場させるという奇跡を起こしました。

稲森さんは数々の事業を成功させて大金持ちになりましたが、ご自身は質素な生活を貫き、基金を立ち上げるなどして世のため人のためにお金を使いました。
苦労の連続で、自分がいい思いをすることもなく、それでも人生を振り返って「私ほど幸せな人間はいない」と言い切る稲森さんは、どんな考え方を持って生きてきたのでしょうか。

人生の良し悪しは次の方程式で決まります。
【人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力】
熱意や能力も必要ですが、考え方次第で人生がマイナスになるかプラスになるか決まるので、考え方が最も大事です。
マイナスの考え方になることなく、プラスの考え方になり実行するためには、「こうありたい」と真剣に思い続けることです。
考え方を変えるだけで、人生は幸せなものになります。

プラスの考え方になるために稲盛さんは様々な習慣をあげてますが、特に子供であるみんなに知っておいてほしいのは次の4つです。
1.大きな志を持つこと
2.失敗にへこたれないこと
3.心が純粋であること
4.世のため人のために行動すること

稲盛さんは、失敗してもくよくよせずに前向きに、できると信じてやり通したから成功し、幸せな気持ちに満ちた人生を送ることができました。
なぜそれができたかと言えば、感謝の心を忘れず、「世のため人のため」を貫いたからこそです。
これこそが幸せな人生を送る秘訣です。
でも人間は弱いので、プラスの心を持とうと思い続けないとマイナスの心に負けてしまいます。

そのために子供のうちからできることがあります。
空海のお話をした時にも伝えた「一日一善」です。

「お父さんお母さんいつもありがとう」「友達のみんないつも仲良くしてくれてありがとう」「世の中のみなさん、私たちが生きるのに困らないよう働いてくれてありがとう」
そんな気持ちを持って、1日に1つだけでいいので人が喜ぶことをやってみてください。
それが当たり前のようにできるようになれば、みんなはプラスの心を持って、幸せな人生を送ることができます。

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